前項では、床タイルをDIYするメリットとデメリットについてお話ししてきました。本項では、床タイルのDIYに必要な道具についてご紹介していきます。張り替えに必要な道具への理解を深めることがDIY成功のカギになります。道具についての知識を身につけてから、張り替えを始めましょう。
床タイルDIYに必要な道具を準備しよう
ボンドなどの接着剤を使って施工するタイプの床タイルを用いてDIYする場合には、そのための道具が必要です。以下の記事を参考に必要な道具を揃え、役割と使い方を確認しましょう。 道具を使った張り替え方法に関しては、
でご紹介いたします。置き敷きタイプの床タイルを用いてDIYする場合は、必要な道具が少なくて済みます。ご自身の状況に合った床タイルを選びましょう。
メジャー

基準線を引くために、部屋のなかの長さを測ったり、タイルの寸法を測ったりするために使用します。ある程度長さのあるメジャーを用意しましょう。
カッター

タイルを切るために使用します。小さいタイプのカッターは刃が折れやすいので、大きいタイプのカッターを用意します。替刃も準備しておくと良いでしょう。
ローラー

タイルを貼り付ける際に圧着するために使用します。重さのある物を選ぶと力が伝わりやすく、しっかりと圧着することができます。
差し金

タイルをカットする際、まっすぐ線を引くために使用します。タイルの端に差し金をひっかけ、直角を取り線を引きます。基準線を引く際にも使うと便利です。
チョークライン ⁄ ペン

基準線を引くために使用します。チョークの粉なので、線引きに失敗しても何度でも消せます。粉が床タイルの間に入り込まないように気を付けましょう。
クシベラ

床に塗布した接着剤を広げるために使用します。しっかりと立てて使うのがポイントです。全体に塗り広げた後で、オープンタイムを取る必要があります。
接着剤(ボンド)に関して
接着剤は、施工場所の環境や下地によって使用する種類が変わります。ここでは代表的な3種類の接着剤をご紹介します。
自分に合った道具でDIYを楽しもう
道具をうまく使うことがDIYの成功への近道です。同じ道具でも様々な種類がありますので、自分に合ったものを探してみてください。チョークラインの使い方は、2-2 床タイルを貼る前の下準備でご紹介しています。その他の道具については、2-3 1列目から床タイルを貼っていこうでご紹介していますので、こちらも参考にしてください。接着剤については、下地の状態を見極めて、適応した種類のものを選ぶ必要があります。エポキシ樹脂系の接着剤は幅広い床材に使いやすく、初心者でも安心です。また、接着剤を使わなくても使えるタイルもあります。3-2 賃貸に使いやすい床タイルでご紹介していますので、こちらもご覧ください。使いやすい道具を見つけて、楽しい床タイルDIYを実現しましょう。
床タイルのDIY講座 INDEX
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1.事前に知っておきたい基礎知識
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2.床タイルDIYをやってみよう(ボンド使用)
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3.床タイルDIYのポイント
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4.床タイルのお手入れ・処分方法