前項までは、実際に床タイルをDIYで貼っていく方法についてお話ししてきました。本章では、DIYで床タイルを貼る際のポイントについてご紹介していきます。まずはリビングやキッチンなど、それぞれの場所に合った床タイルの選び方について学習していきましょう。
場所ごとに床タイルのイメージを膨らませよう
リアル感のあるデザイン、施工のしやすさ、メンテナンス性の高さを兼ね備えた床タイルは、その使える範囲の広さが魅力です。一方でその汎用性の高さから、実際に商品を選ぶときには迷ってしまうことも少なくありません。以下でご紹介する場所別のオススメ床タイルを参考に、床タイル選びのイメージを膨らませましょう。
1 リビング
柄が少ないシンプルな床タイルを使うと、部屋を視覚的に広く見せることができるのでオススメです。木目調のリアルな質感を表現している床タイルを使えば、温かみのある部屋にすることもできます。さらに、クッション性のあるものを選べば、お子様が過ごす際にも安心です。
2 キッチン・厨房
ステンレスを使うことが多いキッチンや厨房では、石目調の床タイルを使うと統一感を出すことができるのでオススメです。グレーなど濃いめの床タイルを使うことで汚れも目立たなくなるでしょう。油や水で足元が滑らないか心配な場所には、防滑性に優れた床タイルを使うと安心です。
3 玄関・エントランス
家の第一印象にとても大切な玄関は、高級感を演出でき防水性にも優れている大理石調の床タイルがオススメです。玄関は土足での出入りが多いので、汚れが付きにくい防汚性能を持つ床タイルも便利です。
4 オフィス
ノーワックスタイプの床タイルがオススメです。ワックスがけが不要なのでメンテナンスにかかる時間と費用を軽減できます。また、ピールアップ工法に対応した厚みのある床タイルを選ぶと、タイルカーペットと敷き合わせても段差ができないので、お手入れがしやすくなります。
場所に合ったタイルで快適に過ごしましょう
本項では、それぞれの場所に合う床タイルを、見た目や機能性に沿ってご紹介しました。見た目の統一感やお手入れのしやすさで、日々の生活を豊かで便利にしてくれる床タイルを使い快適に過ごしましょう。「3-3 人気のある床タイル」では、オフィスなどで人気の床タイルをご紹介しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
床タイルのDIY講座 INDEX
1.事前に知っておきたい基礎知識
2.床タイルDIYをやってみよう(ボンド使用)
3.床タイルDIYのポイント
4.床タイルのお手入れ・処分方法